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4にてXBee S1 2つとSH7125 2つを使ったリモート操作を説明しました。
ただ、この方法だと
XBeeの真価を発揮していません。
XBeeには
AD変換機能が搭載されているので、送信器の入力点数が少ない場合は
送信器側にはマイコンは必要ありません。
今回はXBeeのAD変換機能を有効にしてAD値を定期送信させることでマイコン無しの送信器を作成します。
ATモードとAPIモードについて
ATモードとAPIモードについて簡単に説明しておきます。
S1とS2で違いがあると思いますが、ざっとこんな感じです。
ATモード:純粋にシリアルを無線化状態送信:送りたい文字をそのまま送信
受信:送られた文字をそのまま受信
・自分のポートを制御するにはATコマンドモードに入る
・ATコマンドモード中はモジュール間のシリアル通信できない(めんどい)
・通信相手のモジュールを制御することができない
・PAN-IDと事前に設定したDH,DLが一致した相手にのみ送信可能
APIモード:専用フォーマットで送受信する送信:専用フォーマットにしないと送信できない
受信:送られた文字がフォーマット外の場合APIフォーマットに変換されて受信
・通信相手のモジュールを制御する事ができる
・PAN-IDさえ一致していれば任意のDH,DLの相手に送信可能(らしい)
ATモードのモジュールとAPIモードのモジュールとの間で通信を行うこともできます。
ATモードのモジュールからAPIモードのモジュールに対して送信を行うと、受信側では
APIフォーマットに変換された状態でデータが出てきました。
AD変換の自動送信についてATモード、APIモード共にAD変換値を通信相手に自動送信することができます。
どちらのモードで送信、どちらのモード受信しても受信できます。
どの組み合わせでもデータはAPIフォーマットで受信することになります。
※さすがにDLを変えると受信できませんでした。
今回は
ATモード+AD値定期送信
の設定を行います。