<マイコン基板でできること>
入力
・スイッチ入力
・アナログ入力
出力
・ON/OFF出力
・疑似アナログ出力(PWM)
RS232C通信
演算機能
これらを組合せて装置を作ります。
アナログジョイスティック→マイコン基板→モータ
とすれば有線リモコンができます。
更にマイコン基板を2枚用意して
アナログジョイスティック→マイコン基板→通信→マイコン基板→モータ
とすれば長距離での有線リモート操作ができます。
更にZigBee等の通信モジュールを使用すれば
アナログジョイスティック→マイコン基板→ZigBee→電波→ZigBee→マイコン基板→モータ
の様にラジコン化も可能です。
また、
PC(WiFi)→電波→WiFiモジュール→マイコン基板→モータ
でパソコンからの遠隔操作だってできます。
今度は逆に
センサー→マイコン基板→WiFiモジュール→電波→PC(WiFi)
でリモートセンシングなんてのもありです。
<マイコン(CPU)で何ができない?>
では、上記の内容がCPU単体でできるのかと言えばできません。
マイコンで扱う事が出来るのは数mAという非常に小さな電力だけです。
これは小さなLEDを光らせるのがやっとなレベルです。
モーターを繋いで動かそうなんてもってのほかです。
RS232Cの通信ですらCPU単体ではできません。
でも実際にはモータを初めとして旅客機ですらマイコンで動いています。
では何故動かす事が出来るかと言えばマイコンとモータを中継している装置があるからです。
<周辺回路とは>
頭は良いけど貧弱なやつと脳ミソ空っぽだけど腕力の有るやつを用意して、頭のいい奴がいっぱい考えて脳ミソ空っぽな腕力のあるやつに支持を出せば結果的に頭の良い腕力のあるやつが出来上がります。1985年公開のマッドマックス/サンダードームに出てきたマスター・ブラスターです。
頭の良い奴がマイコン(CPU)です。腕力あるやつが周辺回路です。
動かしたい物によって周辺回路は異なります。
モーターを動かしたい場合はモータドライバICを用意します。
パワーLEDを動かしたい場合はトランジスタやFETを用意します。
これらをいい感じに接続するとマイコンでモータを動かす事ができるようになります。
CPUと各種部品が搭載された基板がマイコン基板です。
SH7125ベースボードにはRS232C用のICが搭載されておりPCとの通信は可能です。
それ以外にモーターを動かしたい時には別途モータードライバを接続してください。
周辺回路作成方法詳細はまた今度。