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必要なもの・
USBシリアル変換ケーブル2本
・
RS232Cクロスケーブル(メス)1本
・PC
・シリアル通信ソフト
シリアル変換ケーブルはSH7125開発ベースボードキット付属の物を流用します。
そもそもCOMポートが2つ付いてたり、COMポート1つ+USBシリアル変換ケーブル1つで2つCOMポートが使用的出れば何にも構いません。
USBシリアル変換ケーブルは単体で購入しても良いのですが、予算に余裕があればもう一つSH7125開発キットを買ってしまうのも手です。
ソフトはいつも
TMZを使用しています。
手順・PCへUSBシリアル変換ケーブルを2本接続する
・設定されたポート番号2つをデバイスマネージャーで確認する
・2つのCOMポートをクロスケーブルで接続する
近距離で接続する場合、クロスケーブルの代わりにNULL MODEM アダプタを使っています。
・TMZを2つ起動する(起動時の「ポートをオープンできませんでした」はOKでスキップ)
・TMZ上部にあるオプション→設定
・ポートNoをデバイスマネージャーで確認した値へ変更
・その他設定を変更
シリアル通信の設定項目
ポートNo使用するCOMポートの番号です。
2つ起動したTMZに対してデバイスマネージャーで確認したポート番号をそれぞれ設定します。
ビットレート通信速度の設定です。
通信を行う機器の両方で同じ値に設定する必要があります。
以降の値はすべて通信を行う機器の両方で同じ値に設定する必要があります。
今回は38400に設定します。
文字サイズ1つの文字を何ビットで表すかを表す数字です。
表示する文字の大きさではありません。8に設定します。
フロー制御データ送受信の制御を行うときに使用しますが、使ったことはありません。
制御なしに設定します。
パリティービット受信中にノイズが発生した場合にエラーとして検出するためのものです。
今回は偶数に設定します。
停止ビット1文字分送信した後に1文字分の送信完了を伝えるための信号です。
1に設定します。
エコーON自分で送信した文字が表示されます。
チェックが入っている場合はチェックを外しておきます。
その他の項目は放置でOKです。
設定が合っている事を確認したら「OK」で確定します。
メイン画面に戻って下の欄に文字(半角英数字)を入力してEnterキーで送信します。
もう一つのソフトに送信した文字が表示されていれば送受信成功です。
今後動作確認はTMZをベースとします。
使い方が分かるのであれば他のソフトでも構いません。
※注意
1つのソフトがあるCOMポートを使用している場合、他のソフトはそのCOMポートを使用できません。
マイコンへの書き込みもCOMポートを使用するためTMZを起動してCOMポートを使用している場合、マイコンへの書き込みを行う事ができません。