とりあえず以下を準備しましょう
・SH7125Fベースボードキット(
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-02300/)
・5V電源(
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01801/)
・Windowsパソコン(USBポートが1ポート必要です)
※インストール時にCDドライブが必要です。
※CDドライブの無いPCにインストールする場合はCDの中身をUSBフラッシュメモリか何かにコピーして移してください。
※WinXP、Win7(32bit)、Win10(64bit)で開発可能な事を確認しております。
準備できたら開発スタート
付属のCDの取説通りにやっていけば動きます。
つまづきそうな箇所をメモしておきます。
ベースボードを使わない書き込み方法は
こちら
①
ソフトインストール編の手順に従って動かす※付属CDのバージョンが古いと
Win10へインストールできない事がある様です。
※インストールできない場合はルネサスのページより無償評価版をダウンロードしてください。ファイルサイズ126Mぐらい
https://www.renesas.com/ja-jp/software/D3017584.html
ダウンロードの際にユーザー登録が必要です。
<注意1 インストールフォルダのアクセス権限>
Win7にHEWとFDTをインストールする場合、インストール後にフォルダのアクセス権限を変更してください。
アクセス許可を変更しないと起動時に毎回エラーが出ます。
Hewのフォルダ
C:\Program Files\Renesas\Hew (64bitPCの場合はProgram File(x86)の中)
を右クリック→「プロパティー」を選択 → Hewのプロパティーが開く
「セキュリティー」のタブをクリック
「編集」をクリック→ Hewのアクセス許可が開く
グループ名またはユーザー名で「Users」を選択 → 下半分にUsersのアクセス許可が表示される
「フルコントロール」の「許可」をチェック状態にする
「OK」で終了
最初から許可になっていれば問題ありません。
C:\Program Files\Renesas\FDT4.07
についても同様。
②コンパイル編の手順に従って動かす。
*.cはメモ帳で開くこともできます。
私はc言語ファイル直接を編集する場合は
MKEditorを使用しています。
ビルドしたらとりあえず 「ファイル」→「全てを保存」しておきましょう。
プログラムを組む人は必ず
ファイルの拡張子が常に表示されるようにWindosの設定を変更しましょう。
何かフォルダを開く
WinXPの場合
WinXP、Win7の場合
メニューのツール → フォルダオプション → フォルダオプションが開く
Win10の場合
表示メニュー → オプション → フォルダオプションが開く
表示タブ → 「登録されている拡張子は表示しない」 のチェックを外す
これで拡張子が表示されるようになります。
次回以降に今回作成したプロジェクトを開く場合は保存した
プロジェクト名.hwsをダブルクリックで開きましょう。
③USB-RS232C変換器をPCに接続しておく
<注意2 USB-RS232C変換器の接続先>
USB-RS232C変換器を接続するUSBポートごとにCOMポートの番号が変わります。
USB-RS232C変換器を接続する場所は一カ所に固定しておいた方が良いでしょう。
<注意3 ポート番号の確認方法>
COMポートが何番に割り振られたかはデバイスマネージャーで確認してください。
デバイスマネージャーの開き方
Win7 Win10
スタート→コントロールパネル→デバイスマネージャー
WinXP(又はデスクトップにマイコンピュータがある場合)
マイコンピュータを右クリック→プロパティー システムのプロパティーが開く
ハードウェアのタブ → デバイスマネージャー
ポート(COMとLPT)の左の「+」だったり「>」だったりのボタンを押して展開
たぶん
prolific usb-to-serial comm port って名前になってますで名前の後ろの
(COM数字)ってのを確認する
<注意 追加 COMポートがエラーになる>
デバイスマネージャーで確認すると△に!の警告が出ており、「
このデバイスを開始できません。」と表示されることが多々ありました。再起動で一時的に治ることもあったのですが、再起動しても使えなくなってしまいました。どうも、手持ちのUSB-RS232C変換器のドライバがWin10に対応しておらず、エラーが出ていたようです。
こちらのサイト殿の後半部分にて紹介されていたドライバをインストールすることで正常に動作するようになりました。
http://ehbtj.com/info/pl2303-windows10/
ドライバーのダウンロード先(英語)
http://www.ifamilysoftware.com/news37.html
ネット上の皆様に感謝です。
④書き込み編の手順を幾つか無視して動かす
<注意4 プロジェクトの作成>
手順書ではFDT起動直後の画面を
キャンセルするとありますが、
新規ワークスペースを作りましょう。
ワークスペースの場所はFDTのインストールフォルダ内のWorkSpaceにするより
手順②でプログラムを作成した方のWorkSpaceフォルダの方が良いと思います。
プロジェクト名は「SH7125」とかで良いでしょう。
<注意5 マイコンの書き込みモード>
電源入れてからbootスイッチを上げても書き込むことができません。
必ず
bootスイッチを上げてから電源を入れてください。
書き込み完了したら一度マイコンの電源を落とし、
bootスイッチを下げた後、もう一度電源を入れるとプログラムが動き始めます。
⑤一度書き込んでみたら
一回書き込んだらFDTを閉じずに
ツール→
simple inerface を選択
今後、通常の書き込みはこの画面でOKです。
元の画面に戻りたい場合は
メイン画面に戻るボタン
使い方
・DownloadFile User/Data Areaで書き込みたいファイルを選択します。
・マイコンをブートモードにして電源ON
・スタートボタンで書き込み
・デバイスとの切断 で接続終了(これがめんどくさい)
左上のOption→
自動切断のチェックを入れておきましょう
ここにチェックを入れておけば書き込み後勝手に切断してくれます。
次回起動時はFDTから起動しなくても手順④で作成したワークスペースの
AWSファイルを開くのが手っ取り早いです。
で、
プロジェクト名.hwsのあるフォルダにこ
のAWSファイルのショートカットを作っておくと便利です。
FDT終了時にエラーが出ることが良くあります。
原因は不明