前回は物理バランス方式による倒立制御の基本的な説明をしました。
選定したモーター・ギヤ・タイヤの組合せではこれだけでとりあえず立つことは出来たと思います。
ただし「その他の組合せでは動きがおかしい」といった現象に出くわしているかもしれません。
そこで、もう少し装置構造の影響を加味した制御方法について解説します。
関連:
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ハード選定・
センシング準備・
諸元測定・
物理バランス基礎装置の基本構造
さて、当ブログでは以下の左図の様に本体が直接タイヤを駆動する構造の
倒立ロボットの制御を行っています。
大きさや重さに関わらず同じ原理で動かしたいところですが、大きさや重さを変えると
基礎編の方法だけでは立ったり立たなかったりします。
そこで少し各所に加わっている力をもう少し詳しく考えてみます。