前回測定したモーター向けにドライバを選びます。
選定の際に気にした項目は
・電圧範囲
・連続電流
・ピーク電流
・
回生ブレーキ※充電は目的としないので
ショートブレーキや
発電ブレーキと呼ぶべき?
2022/08/22
・DRV8835の制御モードに関して訂正
・調べた時とモータードライバの価格が随分変わっているので注意
また主役のモーターの価格を超えないように2回路で8,000円以内をチョイス
候補は
・
秋月 TB6612(いつもの1)
・
秋月 DRV8835(いつもの2)
・
Cytron MDD10A・
Pololu デュアルVNH3SP30モータドライバ MD03A・
Pololu デュアルVNH5019モータドライバ Arduinoシールド(動作未確認)
・
Pololu デュアルMC33926モータドライバボード・
DCモータドライバ 2x15A_lite(動作未確認)
・
2x7A DCモータドライバモジュール DRI0041/AQMH2407ND(動作未確認)
写真は左から
TB6612
DRV8835
MC33926
VNH3SP30
MDD10A
配線は自分で追加しています。
左から
MDD10A
2x15A_lite
AQMH2407ND
裏面
最後の2種は基板裏面に放熱板やら電子部品やらついてます。
秋月 TB6612
・2.5~13.5V
・連続1.2A、ピーク3.2A
・¥350
・回生ブレーキ〇
・常時回生〇
・A+B+PWMとPWM_A+PWM_Bのどちらも可能
いつものドライバ
FA130とRE260はこれで駆動できる。
Pololu37mm12VとCytron12Vもこれで駆動できている。
秋月 DRV8835
・2~11V
・連続3A、ピーク ?A
・¥500(モーター1つ)
・回生ブレーキ〇
・常時回生〇
・
PWM_A+PWM_B以外の制御ができない・
PWM_A+PWM_BとA+PWMのどちらも可能 (2022/08/22 訂正)いつものドライバ2
ピーク電流が不明(3A?)
電圧範囲が11Vまでなのがちょっと寂しい
FA130とRE260を正逆を激しく切り替えながら制御したい場合はこのドライバ
(2022/08/22 追記)
PWM1ポート+正逆1ポートで制御できるので色々と都合が良い2モーター用バージョンもあり、電流は小さいが基板小さくPololu 10x12mm DCスパーGMシリーズの6VHPCB動かすのにちょうどいいCytron MDD10A
・5~25V(電源が5V以下になるとスリープ状態になる)
・連続10A、ピーク30A
・
¥2,600ぐらい・回生ブレーキ〇
※回生無しにできない・常時回生〇
※常時回生しかできない・正逆+PWM以外の制御ができない
安価で電流容量が大きく、常時回生が可能。
前回調べたモーターの中ではミニ四駆用カスタムモーターとタミヤ540モーター
以外なら駆動可能。
動作確認用ボタンがついており、マイコンを繋がなくてもモーターを回せる。
基板が大きいことと、取り寄せだと1ヶ月ぐらいかかるのが難点。
保護回路が不明なので定格オーバーは要注意。
回生無しにできないドライバとトルクの大きい(回生ブレーキの強い)モーターを
組み合わせた場合、出力を止めると急ブレーキになるのできちんと減速制御を入れな
いと車高の高い車両だと
地面次第では転倒します。
Pololu デュアルVNH3SP30モータドライバ MD03A
・5.5~16V
・連続9A、ピーク30A
・¥6,400ぐらい
・回生ブレーキ〇
・常時回生× 正転→ブレーキ時に遷移時間が発生する
・A+B+PWM以外の制御ができない
保護回路が色々入っているみたいなので安心。
モーター1つにつき3ポート必要なのでちょっと不便。
このドライバでしばらくPololu 6V HPを動かしていました。
MDD10Aの方が使い勝手が良かったので今は引き出しの中。※2019/06/09追記回生ブレーキの有無を制御できるので、手動操作等で大トルクのモーターを急ブレーキ
をかけずゆっくり停止させたい時には有効。
Pololu デュアルVNH5019モータドライバ Arduinoシールド
・5.5V~24V
・連続12A、ピーク30A
・¥6,400ぐらい
・回生ブレーキ〇
・常時回生× 正転→ブレーキ時に遷移時間が発生する
基本的な仕様はVNH3SP30と同様
使いそうになかったのでArduinoを使っている後輩に譲りました。
Pololu デュアルMC33926モータドライバボード
・5V~28V
・連続3A、ピーク5A
・¥4,000ぐらい
・回生ブレーキ〇
・常時回生?
・A+B+PWMとPWM_A+PWM_Bのどちらの可能
比較的小型のドライバ
ジャンパをするとモードが変わる。
A+B+PWMにて使う場合は
D2端子をHへジャンパして、D1へPWMを入力します。
PWM_A+PWM_Bにて使う場合は
D1端子をLへ、
D2端子をHへジャンパしないと
正しく動きません。
回生の仕様がよくわからない。
残念ながら5V以下では動作しない。
定格電流に対してちょっと割高。
DCモータドライバ 2x15A_lite
・4.8-35V
・連続15A、ピーク20A
・¥5,600ぐらい
素子が廃盤品?
基板裏にかなり大きな放熱板が付いている購入したけど手を付けてない
2x7A DCモータドライバモジュール
・7~24 V
・連続7A、ピーク50A
・¥3,000ぐらい
購入したけど手を付けてない
型番がDRI0041なのかAQMH2407NDなのかよくわからない
その他候補としたもの
TA7291:生産終了品です。130モーターを回していると発熱します。
TA8428:生産終了品です。昔よく使ってました。
TB6643:電圧範囲が10V~なのがちょっと辛い。
TPC8407×2モジュール:自分で保護回路を入れる必要あり。
まとめ
私の用途からすると
TB6612で動かせそうになかったら次は
MDD10A使っとけば良さそう。
回生ブレーキを使いたくない場合は
VNH3SP30もあり。
相変わらず
ミニ四駆用のカスタムモーターに対応したドライバが見つかっていません。
※2020/01/05
TPC8407で駆動できました540モーターについてはシングルチャンネルのドライバから探しなおし。
候補は
MD30C辺り。
近いうちに
MDD3Aを調査したい。
裏面がフラットだと基板を固定しやすい。